忍者ブログ
2025.05│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

青果な日々 そして旅行 etc…

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

昨日の夜、仕事のあと
米子に行った。

職場や家がある鳥取市から
電車で3時間…長い。
横に長い県を横断するから、しかたない。


初のライヴハウス。

鳥取に来て、音楽をやろうと
いろいろ調べてみるものの
ほとんどネットに情報が出ていない。

もう、自分で歩いていくしかない。
…電車やバスの力を借りて、だけど。


実際に行ってみると、机が数台。
ピアノやマイクの備えてあるステージが用意された
小さな喫茶店のような所。

今回のイベントは 弾き語りのライヴ。

あまりガンガンやかましくなさそうだったし
ダベりもO.K.だったので
鳥取の音楽情報も得られそうだった。


時間前に来たら誰もおらず、2階でひとり待っていると
ひとりの女性と出会って
さっそくにイロイロとたずねてしまった。

建物の2階に来るのは、イベントに参加する人に違いない。
なぜかそういう確信があったので。
そういう場所だったので。

女性と一緒に部屋に入り、まもなく
ひとり、ひとりとお客さんが増えていった。

最初に会った男性に、ドリンクをご馳走してもらった。


出会った多くの人が言った。
「ひとりでこんな所に来るなんて、勇気ありますよね」
…歳をとれば それなりに、図太くなってしまうもの。


女性はバンドでエレキをしていると言った。
私は笛をしていたけど、歌にも興味はあると言った。

すると、ちょうどバンドでボーカルを探している
…と、バンドに誘われた。
音を聴かせてもらうと、キーも
ちょっと低いけど 守備範囲内。

すごい偶然。

しかしまだ「歌声」を披露してない。
…どうなんだろう。


弾き語りの演奏は、よかった。
4人だけ聴いて ホテルに帰った。

クラシックのコンサートや有名アーティストのライヴより
こういったフリースタイルのほうが
相性がいいかもしれない。

好きなドリンクを飲みながら
暗い部屋の中で、視線を自由に泳がせながら
音楽の中に引き込まれる感覚は 鮮明だった。


今日はお休み。
早朝から電車に乗って、鳥取に帰った。

明日から、またお仕事。
今の職場で 初の早番。

…次はいつ遊びに行けるかな。


自由な音楽は、楽しい。
PR
新しい職場は駅前の百貨店の5階。

実際に働いてみてわかったが
ヒラヒラしているのは前掛けエプロンで
スカート自体は 銀行員のようだった。

ブラウスはピンク。
タックが入っているせいで ボワッと広がる。
赤いリボンで、高校の制服のよう。

…やっぱり コスプレだ。
もう、30になろうというのに。。


朝、駅まで来て、始業時間まで
南口付近で よくハトを眺めている。

晴れていて、暖かい日
川で ハトが水遊びをしている。
芝生の上では、座ってくつろいでいる。

私の知っているハトといったら、いつも駅のホームなどで
せわしなく歩いている。
座っているのは 鳥取に来て初めて見た。
無防備に、地面にポテッと「落ちている」ようで
なんだか拾って帰りたくなる。


バスが1時間に1本程度しかないから
早く着いて、ずっと待っている。
百貨店の開店が10時と遅く、夜も19時には閉まってしまう。
ビアガーデン!と言いながら、21時半でおしまい。

ちょっと前まで普通に出歩いていた22時は
すでに真っ暗で、静まり返っている。
それゆえか、最近私まで早寝早起き。

あぁ。
1ヶ月前は 広島県民だったのに
すでに鳥取県民をやっている。


…かと思えば「そうじゃ、そうじゃ」と
広島的な言い回しで、従業員さんに笑われたりする。
人生の1/3は 広島に居たわけで。

そういえば私も 広島に移住したときは、最初
「~じゃ」にはカルチャーショックを受けたような。


とりあえず…鳥取のハトは とても無防備。
そろそろ 久しぶりに
広島の歩いているハトも見に行きたい 今日このごろ。
鳥取に来て、10日が経った。

荷物の片付けとか、役所の手続きとか。

本籍は中国山地の山中。
今いるところは、鳥取市内。
戸籍謄本を取るのも一苦労。

毎日、めったに来ないバスに乗って
あちこち動き回っていた。


昨日はついに、新しい職場が決まった。
ようやく生活は安定しそう。
しかし…

私は、あくまで厨房希望。
それ以外考えてなかった。

「調理よりも…」

それコスプレでしょう?と言いたくなるような
ひらひら衣装で立っている女性が
視界の端に見え隠れする。

その仲間入りをしろと。


結局、来週からウエイトレス。
もういい年なのに。。

厨房の調理服が 非常にうらやましい。
仕事はとっくに辞めたはずなのに
やはり出歩くのは、金曜日。

来週の月曜日 引越しだけど
この期に及んで
街に出なければならない用事を見つけた。

引越しダンボールからの逃避にちがいない
…と思いつつ、朝から電車に乗っていた。

10年間居座った広島もあと三日程度。
来週の今日は鳥取県民になっていることだろう。


午後2時半、街からの帰り道。
ぼんやりと駅前の大通り付近を歩いていた。

目の前から見覚えのある人。
私が先に気づいたはず…視力の差で。

あれから3年。何度もこの道を歩いている。
一度も出会ったことがなかった。

でも…なんで今?こんなまっ昼間に。

あのままだった。
髪型も。服装の型も。
こんなふうに歳を重ねられたら…と思える容貌だった。

「元気そうだね」
「なんか雰囲気変わったね」
その人は言った。


いやもう…真っ白になりましたよ。

・・TG先生。
最近いつも、休みになるのは金曜日。

昨日まで晴れていたのに、今日は雨。
でも せっかくのお休み。

半年分一気に購入するせいで
すっかり忘れていた、コンタクト。

ワンデイが残り5つになって、ようやく気がつき
今日あわてて買いに行った。


雨、さらにバスもない。それゆえ徒歩。
片道40分。ありえない。

平日なのに眼科が混んでる…金曜だからか。
待ち時間1時間。ありえない。

郵便局と銀行を回って、不動産屋さんへ。
退去届を提出するために…遠い。


職場や いつものお店と逆方向にいる。
だから別ルートの帰り道。

民家の庭先に、今年最初の桜を見た。
普通のと、ソメイヨシノと、枝垂桜。

雨だけど、咲いてる。
雨だからこそ、色濃く映えているかのよう。

「花見の時期ですね」といわれて
「花火はまだ早いですよ」と返してしまったのは、木曜の午後。

やはり休みの日は大切。
事を実感する時間は大切。


ところで いつも不思議に思うこと
…うちの上司は、休みを届けている日に限って
なぜ仕事を入れるのか…。

4年過ごしたあの職場での勤務も
今や、数えるほどしかない。
あの上司とも、もう会わなくなることだろう。

帰り道、あらためて見る1年半過ごしたアパート。
ここに帰ってくるのも、あと1ヶ月ほど。


最後がわかっているからこそ、
長い眼科の待ち時間も 穏やかに待てる。
遠い市街地にだって 歩いていける。
今が、すべてが、いとおしく。


終わりは、たいせつ。
金曜日。
久しぶりに、何も予定のなかった。

寒いし、風強いし、なんか雪とか降ってるし。

でもせっかくの休日だから
電車に乗って美容院に行った。
またショートに戻った。前髪だけそのまま。

ついでにバッグを新調した。


…夜はラジオをきいていた。

最近は地震情報が繰り返されていたけど
三日前から、0時を回ると
「ジェットストリーム…」とか言って
眠たくなりそうな、静かな音楽が流れる。
すると私は、ラジオは消す。

かわりに今日は、leccaの『TUBOMI』をかけた。
ちょうど一年前くらいにリリースされた。


ちょうど一年前くらいに自殺した上司を思い出す。

同い年だけど、上司のほうが半年先輩だった。
ああ…彼の時間は止まってるから
もうすぐ私のほうが 半年先輩になってしまう。

あのあと、職場のガラスに映った自分の目を見て
上司がいるのと錯覚して、はっとしたのを思い出す
…目の形がよく似てる。

上司の居る、ありふれた日常業務とか
あの前日 職場の駐車場で、最後の雑談をしたのとか
今でも、はっきりと思い出せる。

今だから思い出せるのかな。

あの時と同じ季節だから。
あの時と同じショートだから。
地震とかあって、世の中の日常が
割れたガラスみたいに 断片になっちゃってるから。

「明日も、ってもう言えない」…そうよね。

思い出のシーンは、切なくも綺麗だったりする。


なんの予定もなくて 暇になると
どうやら、白昼夢をみるらしい。

…あぁ、もう深夜か。
11月3日
楽団に入って最初の定期演奏会。

前の日は吹いても吹いても
気になるところが尽きることはなく
夜はどうにも寝れなかったのに
当日はやや遅刻の、のんびりモード。

普通に居て、最後の練習も普通に吹いていた。

小グループのあと、全体曲。
私が参加するのは全体曲のみ。

観客に紛れて 小グループ演奏を聴いて
来年はこの曲吹きたいな…とか思いつつ
夜寝なかったせいか、笛の音に眠りを誘われつつ
その時は訪れた。

いつものメンバー、いつもの指揮者。
なんとなく…いつもどおりだった。

ほんのちょっとだけ、指揮の先生の動きへの
集中力は高かったような気がする。

スピードの揺れが気になりつつ
速い曲が速すぎて
指が回らないスピードに困りつつ
ソプラノの音を“キンッ”と返してしまいつつ
普段の練習以上にのんびりしていた。

これは、、睡眠不足か。

指揮の先生に花束を渡して
アンコールを吹いて
気がついたら、打ち上げ会場に居た。

久しぶりの飲み会だったけど
なんか、ただそこに居ただけの感じだった。

楽しければいいってものではないけど
楽しいと言えないのも、なんとなく変な感じ。
ぬいぐるみやお菓子をもらえて、うれしかった。
でもやっぱり…最後には「早く帰ろう」モードに突入していた。

間違いない、、睡眠不足だ。


演奏会が終わった今も
リコーダーの演奏曲が頭の中でリフレインする。

あのステージの上で
記憶力が瞬間的に上昇したみたい。
これまで何百回練習しても
ここまで鮮明に音は記憶に残らなかったのに。

これからしばらく、記憶とともに
あのステージの…こうもり序曲とともに居る。

 夕方、カラオケでリコーダーの練習をしていた。

一曲済んで、次の曲の練習をする前に
気分転換に携帯をつつこうとしたら
電話がかかってきた。

…“家”から。
 
「はい」と無機質な返事をした。
「ああ、今ちょっと時間いい?」…母だ。

「うん。何?」
「おじいさんが亡くなった」


はい?
短すぎてよくわからなかったんですけど。
 …なんてことは思いはしなかった。


ただ言葉が短すぎて
事の大きさが追いつかなかった。

「うそ。あんな元気だったのに」
「いや、急に亡くなっただが。
 デイサービスに着いたら亡くなっとったみたいで。
 お母さんも おばあちゃんの所に行っとったのを
 急遽戻ってきて…」

おばあちゃんは広島県にいる。
おじいちゃんが居る実家は鳥取県。

デイサービスで亡くなった…つまり
母は今日一度広島に行って
即鳥取に戻ってきたということだろうか。

「急だけど明日の12時半、帰ってこれる?」
「あ、明日仕事休みだから大丈夫」

私も、母も
恐ろしく淡々と話す。

気を失いそうなくらい緊張してるのに。
とりあえず…明日の朝5時半…。

・*・・・・・☆・・・・・*・・・・・☆・・・・・*・・・・☆・・・・

母の電話のあと、笛がうまく吹けなくなった。

…もともとうまくないだろ、と言ってしまえば
それまでだけど。

肺活量が70%くらいになったみたいで
指は力を失って、練習にならなかった。

リコーダーを片付けて、うたってみることにした。

好きなGARNET CROWの曲が、歌えない。
声が震える。感情は冷めてるのに。

なんとなく『タンポポ団にはいろう』をうたってみた。
NHKのおかあさんといっしょ、だ。

まっすぐ伸ばしたいのに、余計なビブラートがかかる。
だけど、得意な高音域は伸びた。
自分で自分の声に、ちょっと圧倒されもした。

…ああ、私やっぱりソプラノなんだ…
 緊張感の中、マヌケなことを考えていた。
歯科矯正を開始してから10年
手術から6年…

今日ついに、最後の装置を外した。

歯の裏の装置だから
表から見ても何の変わりもない。

だけど、見えなくても大きな変化。
…笛を吹くときの、ダブルタンギングが痛くない。

これまで、味覚がなくなっちゃうんじゃないかってくらい
容赦なく装置が擦れたり刺さったりしてた。

それがなくなって、普通の歯になった。

普通が すごくありがたく感じた。
夕方寝ていたら、夢をみた。

なまはげを二人携えた
サンタさんが立っている。

お願いは何かを尋ねている。

真っ先に「100万円」という言葉が思い浮かんだ。

いや、「時は金なり」って言うし
時間って言ったほうが、お得かな…
100万円は使ったらなくなるし。

金か時間かをグルグル迷っていた。
結果私が言ったのはどっちでもなかった。

「健康でありたいね」
あれ、私何言ってるんだ?

…言ったとたん、サンタさんと なまはげは消えて
目が覚めた。

やっぱ自力で稼いで
限られた時間を ちゃんと生きたいって
無意識に願ってたのかな。

明日も仕事。
来月は正念場。
しっかり稼がなきゃ。

いつも自分のマジメさにイライラするけど
ちょっと好きになれそうだった。
Prev63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73  →Next
プロフィール
HN:
禅寺丸
性別:
非公開
職業:
流浪人
自己紹介:
*****************
鳥取県出身。
2001年~2011年まで広島。
2011年~2013年まで鳥取。
2013年末から東京に移住。

農産とお菓子のことばかり
考えてます。
*****************
ブログ内検索
ブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
アーカイブ