青果な日々 そして旅行 etc…
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ふたたび「布勢入口」の信号まで
逆戻りした。
布勢街道のもうひとつの終点が
左右にのびる 湖山街道。
駅があって、バスの本数も比較的多く
街道沿いには お店がたくさん立ち並ぶ
鳥取市でいちばんにぎやかな道。
しかし…
目の前をバスが通り過ぎた。
タッチの差で
目的のバスに乗り遅れた。
次の賀露行きバスは1時間10分後。
仕方ないので 街道沿いを
そぞろ歩いていたら
古着屋さんがあって、立ち寄った。
鳥取行きのバスの中 および
鳥取に着いたときの 最初の感想は
「寒い!」。
ちょうど夏物のアウターが欲しかったし
ここで買って帰ることにした。
服は私にとって“贅沢”で
たった一着選ぶのにも
時間が異常にかかる。
店を出たときには、いい加減な時間。
ほどなく無事に
次のバスに乗ることができ
ようやく 目的の賀露港にたどりついた。
釣られた魚を狙ってか
トンビの声が あちこちに響いていた。
そしてなんか
モニュメントと化している鳥も…
漁港に着いた頃は
夕日が海に伸びていた。
そして砂浜。
賀露は 昔から親しんでいて
海といったらココ。
打ち寄せる波の音
タプタプという 水がためらうような音
そして波が来る前の 音にならない音。
砂と潮の匂い。
水の色、感触、味…
時期が合えば
海に沈んでいく太陽が見えるけど
今日は赤くてちっちゃい太陽が
このまま雲のうしろに隠れそう。
砂浜には 葉が厚い
独特な花が咲く。
緑の草の実は熟し
ツクツクボウシとアブラゼミと
ヒグラシの大合唱に
秋の虫の音。
贅沢な季節。
スーパーの駐車場の向こうに
鳥大の留学生をターゲットにした
新しい『すなば珈琲』がある。
すなば珈琲のそばの
「布勢入口」の信号を渡って
まっすぐ進むと そこは
布勢街道になる。
踏切を越えて さらにまっすぐ
30分くらい歩くと
「日吉神社入口」の信号がある。
そこで布勢街道は終わりだけど
さらに小道を直進すると
布勢運動公園に到達する。
布勢街道の路傍には
カフェが4軒ある。
その中でいちばん公園側にあるのが
『アンドリュース』
以前はゴシックという名前だったから
今でも そう呼んでしまうことがある。
かなり老舗なこのカフェで
弟Kについで 今度は母と待ち合わせ。
4月に会ったばかりだから
そうは変わってない。
2年前と同じ、小さい赤い自転車に乗って
私より先に来ていた。
お店に入ると まず
おみやげに 家で漬けたらっきょうと
庭に生やしてるゴーヤと
謎のミックスナッツをくれた。
ゴーヤは東京に戻るとすぐに
酢の物にされた。
私からのおみやげは 朝、弟Kに託した。
もう家に到着しているらしい。
メニューを見ていて
“本当のチーズケーキ”っていうのが
ものすごく気になったけど
すでに売切れてしまっていた。
別の席の人たちも注文しようとしていて
すごく人気商品だったみたい。
次来たときは あったらいいな
もうひとつ コーヒーで
“ココナッツ・ラテ”が気になっていたので
そちらを注文した。
ほんとに他愛ない話を
ずっとしていた。
話に集中しすぎて
お店の内装はあまり記憶に残らず、
気がついたら 乗ろうと思っていた時間の
賀露行きのバスに 間に合わなくなってしまった。
最後に お父さん用にと思って
母とのツーショット写真を
店員さんに撮ってもらった。
なんか
いい時間だった。
鳥取にいた頃 勤めていたスーパーがある。
土曜日の午前中は「土曜朝市」
15日も たくさんの人で 賑わっていた。
店内に入ると
以前と変わらない空気があった。
青果売場で糸かれぎを探したけど
置いてなかった…というか
私がいた頃より 品揃えが“無難”になってる…?
カットフルーツを見ると
すでに カットスイカが山形&秋田になっていて
鳥取県産が置いてなかった。
今年は鳥取産の期間が短く
価格も少し高めだった。
不作だったのかな。
地産地消コーナーに 白スイカがあったけど
残念ながら 東京まで丸のスイカを
落とさず持って帰る自信がなかった。
せっかくだから 山形県産の
カットスイカを持って レジに並んだ。
ココを離れて1年8ヶ月…
知っているスタッフが ずいぶん減った。
働いてた当時 仲良くしてたコとも
連絡とれなくなったと思ったら
やっぱりココからいなくなってた。
最後にお世話になった
青果のY主任の姿は見えたけど
あとで話せばいいと思って 声をかけなかった。
ショッピングカードもリニューアルしてて
新しいカードに切り替えることになった。
しかもEdy!
現役時代に 何度も「従業員の意見」として
提出してたアイディアが 実現されてた。
休憩コーナーで
スイカかじりながら 店内でかかってる
「しゃんしゃんシャングリラ」や
「きなんせ節」を ぼんやり聴いていた。
私は ひそかにせっかちだから
遅いテンポの曲は 聴いていられない。
頭の中で 16ビートのドラム音が
勝手に追加されていく…
壁には手書きの周辺地図や
時刻表が貼ってあった。
これはとても便利。
手書きだから 文字が読みやすいし。
ちょうど 賀露までの時刻表を
調べようと思っていたから
手間が省けてよかった。
午後になって
青果の知っているスタッフが来た。
声をかけた。
「おい、みんなおらんようになったで」
スタッフは言った。
「Y主任も辞めたし」
え?さっき見たのは??
「いやあ、(湖山店の青果からいなくなって)
バイヤーになっただが」
…ってことは、Y主任の姿見たときって
けっこうレアチャンスだったのか。
私がいた頃のバイヤーもやめて
定年になったスタッフさんがいて
かつて存在しなかった
「バイト」スタッフがいて…
形を変えて、人も変わって
こうやって今もある。
わずかな期間だけど
ともに在ったこのお店を
たぶんこれからも
遠くから応援するんだと思う。
駅南の「DOROTHY」で携帯の充電をして
湖山駅まで電車に乗った。
次の電車の到着まで30分。
長すぎる…
すっかり東京時間に慣れていて
途方に暮れてしまった。
鳥取駅にはホームドアがない
というか、落下防止策を 施してない。
ここでは 変なコトする人
いないんだよね。
変なコトしたら
知らない人から叱られるし。
電車は二輌編成。
ドアは自分でボタン押して開閉する。
車輌内には運賃表示板があって
吊革の数は、東京の10分の1程度。
これで十分事足りるんだよね。
湖山駅は鳥取駅より さらにシンプル。
今日は手動改札だけど
日時によっては 無人改札になる。
だけどなんか 心がある駅で
私は けっこう好きだな
近くに大きな NTTの塔が立っているから
お寺の場所は すぐにわかる。
東京都心と鳥取市街地は
同じように緑があっても
なんか、自然度が違う。
両者を比べてみると
なんとなく“川”のせいだと思った。
人は水辺に暮らすものなのに
東京って、人口のわりに川が少ない。
それはちょっと不自然じゃないか。
街路樹に囲まれた小道を歩くと
意外な看板に 視線は釘付け。
鳥取シティホテルさん、親切すぎる。
駅から県庁に続くのが若桜街道。
8月14日が傘踊りの日で
傘を持った踊り手が 街道を踊り歩く。
15日までの一週間「しゃんしゃんウィーク」として
さまざまな催しものがある。
若桜橋には螺旋状の怪しいモニュメント。
私が生まれる前から あるらしい。
これに触れるとラッキーになるとか…
その向こうに県庁があって
さらに向こうに「久松山」がある。
読み方は“きゅうしょうざん”。
鳥取城跡の山。
そのふもとに 私の通った高校がある。
このあたりの町並みは
以前とあまり変わらない。
弟Kと会う約束をしていた。
彼は7時前後に朝食だから、その前に
…ということで。
朝6時20分
私が乗った高速バスは 鳥取に着いた。
メールを入れた。
しかし、返事が来ない。
7時前に、待ち合わせ場所の
弟Kが泊まっているホテルのロビーへ向かった。
…いない。
寝坊していると確信した。
弟Kに会ったあとで行こうと思っていた
47都道府県 最後のスタバに行った。
さすが話題になっただけあって
オープン前から けっこう人が並んでいた。
中も外も 非常にゆったりスペースで
自然豊か。
ただ売ってるものは
ふつうのスタバ。
ぼーっとコーヒー楽しんでたら
7時40分頃、電話が鳴った。
「ごめん寝坊した」
約3年ぶりの 再会。
…あいかわらずだ。
レモン系 4種類のアソートパック。
こういうの 好きだな
個人的によく買っていくのが
やまだ屋の 桐葉菓。
もっちりしてて おいしい
最近人気なのは
茶の環の 抹茶もみじ。
…渋いッス!
甘すぎないので
男性にも喜ばれるカモ☆
【関連記事】
2015/04/26 東京―岡山―広島
リコーダーの演奏会聴きに来た。
折しも 母も帰省して
広島に来るということで
演奏会の前に 会うことにした。
こちらは一年半ぶり。
バスセンターがあるビルで
ささやかなお食事会。
ええ。
置き手紙ひとつと 携帯置いて
忽然と 姿をくらませた
よく晴れた11月の あの日以来。
恥ずかしながら 今日はじめて
母との というか、家族との食事代
全部私が持ったかも。
こう見えても 今
ちゃんと稼いでるんだ☆
ここで払わせたら
「ホントにちゃんとやってるの?」って
思われても しかたない。
ひとりの自立した社会人だってコト
認識してもらうには
パフォーマンスも必要だ
そして、演奏会。
あの楽器を練習する時間も場所もなく
今はおとなしくしてるけど
聴いたら 吹きたくなる。
ひとりだと単音しか出ない
組み合わされた 木の筒は、
みんなの息が合わさると
空間に色鮮やかな風景をつくる。
CDじゃ 見えない風景。
最近わかりはじめて
でもまだ わかりきれてないリアル。
さて、
明日からまた がんばろうかな
普段はもちろん1台。
今夜はキャメル号 6台だ☆
鳥取バスターミナルの
ほとんどの乗り場を キャメルが占拠。
夜9時頃、鳥取のこの時間
ありえないほど人が集まる。
車内4列、トイレなし。
前後の幅も
薄っぺらな私からしても狭い。
かわりに ちょっとだけ安かった。
さて こんな時…
無言でシートをやたら倒すコト勿れ。
そしてそのまま 寝るコト勿れ!
目の前に 頭があると
いたずらしたくなるじゃないかっ!
そしてよからぬことを考えていると
牛乳瓶の底的なメガネを
見事 紛失してしまった…