青果な日々 そして旅行 etc…
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あけましておめでとうございます♪
今年の初日の出…というか
元旦の空です。
大晦日は雨が降ったので
朝焼けがきれい☆
*****************
今日はお客さんが来た。
・・・
蜂さんと はじめて会ったのは
11月に入った頃だった。
焼き芋を焼いている傍でホバリングしてて
近づいてきて 私の手に止まった。
それから 晴れた日はほとんど
出会うようになった。
私が焼き芋売り場で仕事してると
どこからともなく現れる。
焼き芋道具のカゴが好きなのか
かなり高い確率で
そこに来て ホバリングしてた。
それで蜂さんを「ホバ」と名づけた。
およそ1ヶ月半。
約束しない出会いは続いた。
空き箱を捨てに行くのについてきたり
俺を見ろ!と言わんばかりに
顔面に近づいてみたり。
かと思えば 一瞬姿を見せただけで
すぐどこかに飛んでいってしまったり。
地面に映るシルエットには
あの薄い よく動く羽まで
はっきり見える。
ホバを見てて はじめて知った。
12月22日。
その日が最後だった。
私の周りを 探索するようにゆっくりと
ツィー ツィーと一周して
隣のビルへと消えていった。
焼き芋売り場に行くたびに
ホバのことを考えた。
心のどこかで ホバと出会うことが
当然になっていた。
来なくなって はじめて気づいた。
寒いから 巣にこもっているのかもしれないし
他にいい場所をみつけたのかもしれない。
でも…寂しいなぁ。
今日も晴れて
焼き芋売り場は 暖かかった。
やっぱり来ないな…
思っていたら
焼き芋道具のカゴの上に
何かいる。
ホバ…じゃない。
ホバじゃないけど
それより ちょっと小さい蜂が
ホバの定位置で ホバリングしてる!
なんだこいつ。
ホバより動きが素早くて
サッとどこかに消えてしまった。
なんか めちゃくちゃ笑えた。
本当に、何なんだ。
かわいすぎる。
今年の初笑いは
焼き芋売り場だった。
バイト先で
その日入荷した梨のダンボールに
“鳥取”という文字を見つけて
「これ買って帰ります!」と即買い。
まさに 今年の秋のラスボス。
にっこりと同じくらい大きくて
幸水の1.5倍くらいのサイズ。
二十世紀と慈梨(ツーリー)をかけあわせて、
さらに新雪をかけあわせた品種。
…二十世紀しかわからない。
赤梨で、表面はザラザラしてて
中はとても白い。
そして、味は…二十世紀だ!
まさかこんな時期に
この味に出会えるなんて。
東京のスーパーに売ってる二十世紀は
じつは二十世紀じゃない。
同じ鳥取で生産されたはずなのに
味も香りも全然別物。
だけど王秋は
ちゃんと鳥取の二十世紀の味。
やばい、懐かしすぎる。
10・11月頃収穫して
今頃出回る品種…だけど
バイト先ではあれ以来見ない。
たぶん いつものように単発で
来年まで入らないんだと思う。
もしお店で見たらラッキー。
今はまだ
鳥取でわずかに生産される程度の
激レアものの梨です☆
バイト先には
沖縄モノ売り場があって
沖縄の青果が売られている。
たいてい見たことのある野菜だけど
久しぶりに この怪しげな
ニューフェイスに出会った。
野菜なのか、果物なのか。
どうやって食べるのか。
全然知らないけど
とりあえず買い物かごへ。
このローゼルという植物
野菜でも果物でもなくて
萼と苞らしい。
中に緑色の
どんぐりみたいな実が入っていて
実の中には 白い
花のもとが入っている。
萼の近くを輪切りにして
そこから菜箸を差し込むと
苞の先端から 実がコロンと出てくる。
この作業は ちょっとおもしろい。
料理に使うのは 実を除いた
萼と苞だけど
これは、ハイビスカスティーの
「ハイビスカス」らしい。
ハイビスカスとローぜルは
同じフヨウ属だけど、ちょっと違う。
写真の鉢植えは 実家にある
本物のハイビスカス。
この花の部分が
ハイビスカスティーになると思っていた。
ハイビスカスティーは
ハイビスカスではなくローゼル。
勉強になった。
日の当たらないアパートなので
干すのは至難の技。
今回は…今回も?ジャムにしよう。
1パック20個くらいしか入ってないので
ジャムにするには少なすぎる。
急遽 ふじりんごを買ってきて
ローゼル&りんごジャムを作った。
材料は りんご1個とローゼルと
60%の粗砂糖のみ。
何も知らずに食べたら
シソジャム?と思うような
きれいな深い紅色と
甘くスパイシーな香り。
千秋と王林をかけあわせた
秋田県のブランドりんご。
きれいな赤い果皮に
ぽつぽつと お星さま模様が
はっきり見える。
リンゴの中で
千秋がいちばん好きなので
それに比べたら 香りも味も
やっぱりかなわないと思ってしまう。
香りは弱く 甘さ酸味も控えめ
だけど 水っぽくはない。
果肉が柔らかくて でも粉っぽくなくて
こどものおやつにちょうどいい感じの
食べやすいリンゴ。
そして、価格も高くない。
これもレアりんごなので
いちどチャンスを逃したら
来秋まで出会えない可能性が高い。
見かけたら 必ず買うべし!
ちなみに…
同名のじゃがいもが北海道に存在する。
農産の世界は わりと自由だ。
*****
職場の 焼き芋売り場の蜂さん
晴れた日には8割方 遊びに来る。
しばらくホバリングしてることがあれば
一瞬目の前を飛んで
すぐどこかに行ってしまうこともある。
そしていつも一日一度。
勝手に “ホバちゃん”と名付けて
晴れた日は会うのを楽しみにしてる。
(°▽°)