青果な日々 そして旅行 etc…
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バイト先で
その日入荷した梨のダンボールに
“鳥取”という文字を見つけて
「これ買って帰ります!」と即買い。
まさに 今年の秋のラスボス。
にっこりと同じくらい大きくて
幸水の1.5倍くらいのサイズ。
二十世紀と慈梨(ツーリー)をかけあわせて、
さらに新雪をかけあわせた品種。
…二十世紀しかわからない。
赤梨で、表面はザラザラしてて
中はとても白い。
そして、味は…二十世紀だ!
まさかこんな時期に
この味に出会えるなんて。
東京のスーパーに売ってる二十世紀は
じつは二十世紀じゃない。
同じ鳥取で生産されたはずなのに
味も香りも全然別物。
だけど王秋は
ちゃんと鳥取の二十世紀の味。
やばい、懐かしすぎる。
10・11月頃収穫して
今頃出回る品種…だけど
バイト先ではあれ以来見ない。
たぶん いつものように単発で
来年まで入らないんだと思う。
もしお店で見たらラッキー。
今はまだ
鳥取でわずかに生産される程度の
激レアものの梨です☆
バイト先には
沖縄モノ売り場があって
沖縄の青果が売られている。
たいてい見たことのある野菜だけど
久しぶりに この怪しげな
ニューフェイスに出会った。
野菜なのか、果物なのか。
どうやって食べるのか。
全然知らないけど
とりあえず買い物かごへ。
このローゼルという植物
野菜でも果物でもなくて
萼と苞らしい。
中に緑色の
どんぐりみたいな実が入っていて
実の中には 白い
花のもとが入っている。
萼の近くを輪切りにして
そこから菜箸を差し込むと
苞の先端から 実がコロンと出てくる。
この作業は ちょっとおもしろい。
料理に使うのは 実を除いた
萼と苞だけど
これは、ハイビスカスティーの
「ハイビスカス」らしい。
ハイビスカスとローぜルは
同じフヨウ属だけど、ちょっと違う。
写真の鉢植えは 実家にある
本物のハイビスカス。
この花の部分が
ハイビスカスティーになると思っていた。
ハイビスカスティーは
ハイビスカスではなくローゼル。
勉強になった。
日の当たらないアパートなので
干すのは至難の技。
今回は…今回も?ジャムにしよう。
1パック20個くらいしか入ってないので
ジャムにするには少なすぎる。
急遽 ふじりんごを買ってきて
ローゼル&りんごジャムを作った。
材料は りんご1個とローゼルと
60%の粗砂糖のみ。
何も知らずに食べたら
シソジャム?と思うような
きれいな深い紅色と
甘くスパイシーな香り。
千秋と王林をかけあわせた
秋田県のブランドりんご。
きれいな赤い果皮に
ぽつぽつと お星さま模様が
はっきり見える。
リンゴの中で
千秋がいちばん好きなので
それに比べたら 香りも味も
やっぱりかなわないと思ってしまう。
香りは弱く 甘さ酸味も控えめ
だけど 水っぽくはない。
果肉が柔らかくて でも粉っぽくなくて
こどものおやつにちょうどいい感じの
食べやすいリンゴ。
そして、価格も高くない。
これもレアりんごなので
いちどチャンスを逃したら
来秋まで出会えない可能性が高い。
見かけたら 必ず買うべし!
ちなみに…
同名のじゃがいもが北海道に存在する。
農産の世界は わりと自由だ。
*****
職場の 焼き芋売り場の蜂さん
晴れた日には8割方 遊びに来る。
しばらくホバリングしてることがあれば
一瞬目の前を飛んで
すぐどこかに行ってしまうこともある。
そしていつも一日一度。
勝手に “ホバちゃん”と名付けて
晴れた日は会うのを楽しみにしてる。
(°▽°)
職場の伝票に「ホクトリンゴ」の文字を見たとき
思わず二度見 三度見してしまった。
“幻のりんご”と称される
超 激レアりんご。
ふじと印度の交配で
三倍体。
遺伝子の多くは ふたつペアで2nだけど
北斗は3n。
ジョナゴールドや陸奥も三倍体。
三倍体は 基本大きい。
北斗もやっぱり大きい。
そして北斗は、シャキシャキしてて
風味豊かで、甘酸っぱくて
とてもおいしい。
だけど
つる割れ、尻割れ、芯カビ、アオコ…
売れない果実が多すぎる。
出荷の段階で 半分は売れない状態で、
今回つる割れのを 選んで買ってきたけど
これを 何も知らないお客様が買ったら
「傷んでるから 返すわ」
となってしまう可能性が高い 。
(とくに東京では)
芯カビに至っては お店に出荷されてしまうと
外見では まったく判別できない。
そして、りんごのわりに
日持ちもあまりしない。
作っても採算が取れないから
農家のひとは 作りたがらない。
お申し出の原因になるから
お店も あまり置きたがらない。
そして幻になった。
じゃあなんで 未だ
出荷され続けているかといったら
それだけ おいしい ということ。
一度食べたらファンになって
お客様の方から 探し求められる、
そういうりんごなんだ。